いつまでも君と……

愛犬のために わたしたちができること

うちの子たちのお兄ちゃん ~マックスがうちの子になったのは~

 

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撮影&文:すかいはは

もう18年も前、うちが家を買ったときのことです。

「一戸建てを手に入れたら、犬を飼いたい」
主人が急にそう言い始めました。

私は随分と反対したのですが、主人は聞く耳をもちません。しかもよりにもよって主人が飼いたいといったのは、大型犬のゴールデン・レトリーバー。

今でこそ ネット社会になりましたが、当時はまだそんな時代ではありません。
にも関わらず主人は、ネットで見つけた、一度も会った事のない子を迎え入れると勝手に決めてしまいました。

 

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その子が我が家に来た時――
まぁ~臭いこと。
たぶんゲージの中で出すもの全て、出しちゃっていたのでしょう。
でも 可愛かった……

そして 名前――、主人はもう決めていました。
マックスです。
家族みんなが色々と案を出しましたが、結局主人の一声で 決まりました。

主人は本当に飼いたかったようです。きっと犬を飼うことは、主人の夢だったのでしょう。子供の時から、動物がいない生活はなかったそうです。

それから病院に行ったら、先生の言葉が、「パピーの内は家の中で飼って 大人になったら外へ」って⁉︎

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「そんな ――、新築の家に犬?」
「我が家には猫も2匹いるのに ?」

今では家の中で飼うのが当たり前ですけど、その当時はそうではありません。
主人と話し合って、玄関までという条件付きにして、家の中で飼うことになりました。

我が家は共働きで、日中は誰も家にいません。
マックスはお留守番の間、玄関の上がり端の所をガリガリ。
おトイレはシートからはみ出して――
努力は買うのですが、微妙にずれていて……

主人は私より先に家に帰って、全て処理をしていた様です。散歩も早朝主人がさせていました。

今思うとその頃のマックスは、寂しかったんでしょう……
そして、ひとりきりで待つのが、怖かったんでしょう……

その気持ちを紛らわすために、きっと狭い玄関で上がり端を、ガリガリ噛んでいたんだと思います。

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それから6年ほどが経ち、我が家ではいつかマックスが居なくなったら寂しいからと、真っ白なグレートピレニーズのルークを迎え入れました。
マックスは 本当にやんちゃな子でしたが、ルークが来たとたんに、一気にそのやんちゃさが無くなりました。立派なお兄ちゃんになり、ルークに犬社会の事や、我が家のしきたりを教え込んでくれたんです。

あの日、我が家にマックスが来なかったら その後、我が家がこんなにワンコにはまることはなかったと思います。

さて、そのルークですが、4歳の若さで 亡くなってしまいました。
私はルークを最後まで育てられなかった事がとても辛くて、どうしてもピレニーズが飼いたくて、ルークのお里のホームページを見始めました。

その時に一番悩んだのがマックスの年齢です。マックスが10歳になっていたので パピーを迎え入れていいものかどうかと……

マックスは散歩の時にはいつも、後ろにるルークを気にしながら歩いていたのですが、ルークが亡くなってしまってからも、ずっとそれは変わりませんでした。
いつもいつも後ろを振り返ります。
そしていないとわかると、空を見上げるんです。

その姿を見て、やはりまた飼おうと思いました。

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お里に行く前は、次の子はルークと同じで、真っ白の子にしたいと思いました。事前に写真を見せてもらい、この子だと決めていた子もいました。
しかしお里にいくと、そこのパパさんが「この子が良いですよ~」と、お墨付きを与えた別の子がいました。

頭の左右がうっすらと、ミルクティーのような色をした子。
その子が今の子、すかいでした。

その子は、他の子にチョッカイかけては怒られて、いつもお腹出して愛想振りまいていました。
私たちは悩みに悩んだ結果、パパさんご推薦のその子に決めました。

うちに来たすかいは、いつも私達を慰め、癒してくれます。でもそれは決して、ルークの代わりだからではありません。
ルークはルーク、すかいはすかいなのだと、やっと最近やっとわかって来たように思います。

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すかいもルーク同様に、マックスの教えを請いました。
でもマックスは当時もうシニア犬。さぞや、やんちゃ盛りのすかいへの教えは大変だったでしょうね。だけれどそのお蔭でマックスは少し若返り、元気を取り戻したように思います。

それから時が過ぎ、マックスが更に歳をとってくると、今度はすかいがマックスを守る様になってきました。

マックスの最期の時、私は一度夜中にマックスの世話で起きたのですが、すぐにまた布団に戻りました。それから何分も立っていなかったと思います。ふとマックスを見たらなんか変だと感じました。もう一度起き上がって見に行くと、マックスはもう息を引き取った後でした。

その場にいてマックスを看取ったのは、マックスに守られて育った、あのすかいだったのです。

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私には大好きなマックスの写真があります。それが上の写真。
マックスが飛び切りの笑顔で、優しい心がそのまま出てるような……
私はこの写真が大好きです。

糖尿病で1日に2回もインシュリンを入れ、ご飯もほとんど食べれなくてフラフラだったのに、わずか亡くなる2、3日だけしか、私達に介護をさせなかった気丈なマックス。

我が家の愛犬の歴史は、マックスなくして語れないのです。
ありがとう、マックス。


犬の名前:マックス
犬種:ゴールデン・レトリーバー
飼主:すかいはは
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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