いつまでも君と……

愛犬のために わたしたちができること

老いに困惑しているあなたへ ~わたしが経験して来たこと、感じたこと~

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撮影&文:Dax(奥村來未)
 
このサイトに記事を書くのは初めてなので、まずは自己紹介をさせていただきます。
 
私は奥村來未といいます。
宮城県に、主人と娘、そして愛して愛してやまない愛犬のミニチュアダックスフンドの、Mack(18歳)と暮らしています。2010年2月より、アメーバで「Mackshund」というブログを書き始めて7年。ブログを始めた当初はMackは10歳でした。
 

ameblo.jp

 

「悲しい」介護より「楽しい」介護

愛犬Mackが前庭疾患を患い、寝たきりになってから約1年。介護が始まってみると、まるで別れの時がすぐそこに来てしまったような感じがして、とても悲しくて切なかった。
立てないし歩けなくなったMackは、夜鳴きをするようになり、食欲も落ちていきました。毎日寝不足で、困惑の毎日――
 
しかしわたしはある日、あることに気付きました。
あんなに元気だったMack。おとなしくて、食いしん坊だったMack。
もしかすると、実はMack自身が一番困惑しているのじゃないだろうかと――
 
そう思うようになったわたしは、すっかり考え方が変わりました。
どんな姿になっても、Mackが側にいてくれていることが何より嬉しくて、頑張ってくれているMackと少しでも長く一緒に過ごせるように、精一杯介護を楽しもうと思うようになったのです。
 
ここまで来るには、いろんな葛藤がありましたが、今はMackの寝顔を見るとそれだけで幸せな気持ちになります。
いつかお別れの時がくるとは思っているのですが、今は毎日がとても楽しく、わたしはいつもMackにくっついて過ごしています。

 

介護の情報共有サイト

Mackが元気なうちは、全く考えたこともなかった”老犬介護”。
実際にその介護が始まって思ったことは、「老犬の情報が少ない」、「飼い主目線の情報はほとんどない」ということでした。
だからわたしは、Mackの介護が始まってから、意識して介護のことや病気のことを、ブログに書くようになりました。それは、これから介護が始まる方に、少しでも参考にしていただけたら、と思ったからです。
 
「いつまでも君と…」はわたしのブロ友さんが、愛犬家仲間の役に立ちたいと、立ち上げたサイトです。飼い主が自分の目線で書いている記事は、本当に参考になります。
わたしも、自身の老犬介護の経験が、愛犬家仲間に少しでも役に立てばと思い、記事を書かせていただくことにしました。
 
私は、これからもたくさんのことを、Mackに経験させてもらうことでしょう。そこで
自分の感じたことを、このサイトで紹介していけたらと思っています。
 
それをきっかけに、Mackという老犬のことを、皆さんに知ってもらえたら嬉しいです。
 
 

老いに困惑しているあなたへ

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犬や猫は、人間よりはるかに駆け足で老いていくもの。だから”ついこの前までこうでなかったのに――”などと、凄く悲しく、怖く感じてしまう時期があります。
 
我が家のMackも去年の夏頃から、段々歩けなくなっていき、それから坂道を転げ落ちるように老いていきました。出来ないことが増え、みるみる痩せて小さくなるMackを見ていて、わたしはとても困惑しました。
ついこの前まで帰宅すると喜んでくれたのに、帰宅しても気付かず寝ていることが増えた。尻尾を振らなくなった。うまく歩けなくなった、転倒するようになった。
そして、全く歩けなくなった…
 
その頃のMackは元気がなくて、食い渋りも酷かった……
毎日怖くて、毎日泣いてしまっていたわたし。
でも今思うと、Mackはきっと、毎日何かが変わっていく自分を、わたしより怖く不安におもっていたのかな、なんて思ったりもします。
 
はじめは夜泣きや食い渋りが目立ったMackは、やがて立つこともできなくなって、完全介護に――
わたしは初め、オロオロ、イライラばかりだったけど、次第に老いを受け入れていくようになりました。そして「これが出来なくなった」「あれが出来なくなった」と思うのではなく、今日はこれができた、あれができたと考え方を変え、口に出して誉めてあげるようにしました。
 
ご飯食べてるときは、ペロッと舐めただけで、『おおー!舐めたの~!凄いねえ、おいしい?』と声を掛ける。食べ始めたら『美味しいね、凄いねぇ!パクパク凄いなぁ、かっこいい~!』と大喜び。
ウンチが出たときは、『良いウンチ出たの!凄いねぇ!立派だよ!』
圧迫でおしっこ出したときには、『上手上手!綺麗なおしっこだよ!』
何でもなくても『可愛いねぇ、世界で一番可愛いお爺ちゃん、私の自慢のワンくんだよ』と語りかけました。
 
とにかくわたしは、毎日何かしらMackを褒めるようにしました。
 
言霊っていうのは、きっと本当にあるんだなと思います。
Mackはだんだん目がキラキラしてきて、少しずつご飯も食べられるようになったり、立てるようになったり。
わがままを言って困らせる日もあるけど、今は私もMackも現状を受け入れて、生活が出来ていると思います。
 
老いには誰も勝てないから(自分のお肌見ても、本当にそう思う!笑)、あとはいかに楽しく生きるかだなって。
 
人間のお年寄りを見ても色んな方がいる。同じお年寄りでも、ある方は足が悪いからと引きこもる。また別の方は足が悪くても、楽しみにしているカラオケにいく。
やっぱり後者のお年寄りの方がキラキラしてますよね。(祖母のことです♪)
わたしはMackを、前者のようにはしたくないなって思ってます。
 
今のMackは正直言って、もう何年も一緒に居られないのはわかってる。
だからこそ、わたしは思う。
いつかずっと先に振り返ったときに、思い出は良いことばかりのほうがいいし、記憶の中のMackの顔も、落ち込んでる顔より、ニコニコのほうがいい。
 
老いはどんな犬も必ず通る道。犬も飼い主もどちらもが、いつかはそれに直面して困惑する。それは誰も避けられないこと。
 
愛犬がその道に踏み込み始めたなって思ったら、まずはプラスの言葉を沢山かけてみてあげてくださいね。
そうすれがあなたにも、大事な子たちにも、目の前には良い道が拓けている事に、きっと気付くと思います。
 
介護はお家で、一人で面倒見てると錯覚しがちだけど、一人じゃないですからね。

(ライター)奥村來未
※本記事は、下記のブログを元に再構成されたものです。

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